TidalCyclesを使ったライブコーディングをYoutubeでライブ配信する方法
ライブコーディングの実践の場としてライブ配信して世界中の人に見てもらうのが良いのでは?と思い、いろいろ調べてやってみた。ライブ配信のやり方はそこら中に記事があるのでそっちを参照してください。この記事ではあくまで引っかかるポイントだけ載せていきます。
ざっくり流れ
Mac(OS 10.13以上)とTidalCyclesの利用を想定。
- Youtubeアカウント作成・チャンネル開設
- OBSのインストールと録音設定
- 放送開始
Youtubeアカウント作成・チャンネル開設
まずはYoutubeにアカウント作成と自分のチャンネルを開設が必要。方法に関してはガイドに沿って行えばわかるので割愛。
チャンネルを開設したら動画を投稿できるようになりますが、一方ライブ配信はチャンネルを作成すればすぐにできるというものではありません。ライブ配信をするための申請を行わなければならず、申請から24時間後に配信が可能になる。
OBSのインストールと設定
OBSを使ってライブ配信をします。こちらも各種基本設定はいろいろ記事が出ているので、そちらを参照してください。ただし、macOSの場合、デスクトップ音声の出力がデフォルトではできません。仮想音声デバイスのインストールと音声のミキシング用ソフトウェアが必要です。
この音声設定を行うためには2つのステップがあります。
- (1)必要なツールをインストールする
- (2)録音するための設定をする
まず(1)ですが、「Soundflower」という仮想音声デバイスと、ミキシングをする「LadioCast」というツールが必要になります。インストールと各種設定に関しては下記のリンクを参照。
参考: https://ch.nicovideo.jp/kenta0644/blomaga/ar537095
Soundflowerのインストール時、エラーが出て先に進めないことがあります。バージョンを変えたりセキュリティとプライバシーから許可したりしてもエラーが出続けてしまう場合は、セーフブートで起動してからインストールしなければなりません。
参考: https://hawksnowlog.blogspot.com/2018/05/install-soundflower-into-high-sierra.html
次に(2)ですが、SuperColliderからSuperflowerに向けて音声を出力させる設定をします。SuperColliderを再起動し、エディタにServerOptions.new.outDevice = “Soundflower (2ch)”;
と入力して、実行します。
参考: https://qiita.com/tackey/items/f5034d5d73438bb2845d
LadioCast上で音声出力が行われていることを確認したら、最後にOBS側で「デスクトップ音声デバイス」を追加すれば、ライブ配信の準備は完了です。
配信開始
本配信をする前に、限定公開で動画と音声の確認をしましょう。配信はOBSから「配信開始」ボタンを押せば始まります。
気をつけたいのが、マシンスペックの問題で音がもたついてしまってノイズ音が発生することです。配信中はマシンへの負荷が大きくなるため、エディタとブラウザをそれぞれ行き来している際にブツッとしたノイズ音が生じる可能性があります。あまり耳障り的によくないので、エディタ以外を触らないようにするか、デュアルディスプレイを使ってブラウザとエディタの両方を開くようにしましょう。
ちなみに、こちらが配信時の映像になります。まだまだ練習中。
#1 "Trial" | Live Coding with TidalCycles.
以上がライブコーディングをライブ配信するコツです。ライブコーダーのみなさんも試してみてください。